北十字とプリオシン海岸

本や映画やアート感想

2014-01-01から1年間の記事一覧

「好きな映画は何か」と聞かれたらpart1

わたしは取り立てて映画好き、本好きというわけではないのですが、人類を映画好きとそうでない・本好きとそうでない、に分けたときに、映画好き・本好きになるのだろう、とは思っています。(本当に映画好きな人って一日1本ペースとかで観ててすごいですよ…

「ホドロフスキーのDUNE」が好評ですね/バンドデシネ「アンカル」

渋谷のアップリンクはじめ、各所で上映中の『ホドロフスキーのDUNE』がなかなか好評ですね。

十代女子のイタさと痛さ

わたしは自分が未だに中二病だの自分が主人公の妄想癖だのを患ったイタい人間だからか、十代女子(あるいは思春期女子)の肥大した自意識と不安定な情緒と突飛な想像力が好きで好きでたまらなかったりします。先日、「リュウグウノツカイ」なる映画が8月頭…

ファンタジーちっくだけど時折暗い世界観/「グランド・ブダペスト・ホテル」感想

ずっと心待ちにしていたW・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』! 試写会は応募しても外しまくり、公開初日に行き損ね、2日目も予定が合わなかったけれど、3日目の今日にようやく鑑賞! グランド・ブダペスト・ホテル(初回生産限定) [Blu-r…

人生を変えた本といえば/上田敏翻訳詩集「海潮音」

よく「人生に影響を与えた本」とか「特に思い入れのある本」について話をする機会がありますが(え、別にないって?)、間違いなくわたしの人生を変えた一冊は上田敏(1874~1916)の翻訳したヨーロッパの訳詩集『海潮音』です。

ブシツが与えてくれたもの

大学時代に所属してた文芸サークルの先輩が、トニ・モリスンの『ビラヴド』をテーマに読書会を主宰されたので参加してきました。 対象作品が通知されたのは3週間ほど前だったにもかかわらず、ここしばらく多忙だったため、ほとんど読まずに臨んだら、まー議…

わたしが全く馴染めなかった理由/「かないくん展」感想

日曜日にパルコミュージアムで開催中の「かないくん展」へ行ってまいりました! 2014年5月16日〜6月2日10時〜21時 (入場は閉場の30分前まで。最終日は18時閉場)パルコミュージアム(渋谷パルコパート1 3F) 入場料 一般500円 学生400円 小学生以下無…

アートをめぐる親子の確執/映画「ヴィオレッタ」感想

渋谷のシアターイメージフォーラムにて映画「ヴィオレッタ」を観て来ました!(昨日だったらドラァグクイーンのヴィヴィアン佐藤と写真家・花代のトークイベントまで参加できたのだけど…残念。ヴィオレッタ [DVD]出版社/メーカー: インターフィルム発売日: 20…

幼女サイコホラーサスペンス/校舎のうらには天使が埋められている

【5/13追記】本日発売の7巻読了! これにてシリーズ2作目も完結ですね。あまりネタバレはしない範囲で感想を言うと

趣味は明晰夢です

私は寝ることが大好きなので、昼寝も夕寝もよくするのですが、そのためかけっこう色んな夢を見ます。 謎の金持ちイケメンが処女の大学生を誘拐、監禁して肉奴隷にして、ふたりとも依存しあい、歪みつつ甘い日々を過ごしてたら女が事故で死んで、男は出頭。男…

ブログ開始から一週間が経過しました。

本や映画やアートが好きで、見たものや聞いたことをより深く味わい、自分の中で消化するために、GWをきっかけに始めたブログですが、実際に以前よりも本や映画やアートが楽しく感じています。 興味の範囲が「広く浅く」なので、その道を深く知りたい人にとっ…

愛の継続に足りなかったもの/「アデル、ブルーは熱い色」感想

※ネタバレあります。 2013年のカンヌ映画祭最高賞のパルムドゥール受賞作ということで、遅ればせながらフランス映画の『アデル、ブルーは熱い色』を観て来ました! 『アデル、ブルーは熱い色』予告編 - YouTube 上級生のトマとのデートへ向かう途中、信号を…

人生は泡のよう/「ムード・インディゴ うたかたの日々」の“不思議”な世界観の楽しみ方

飯田橋ギンレイホールにて、現在「ムード・インディゴ うたかたの日々」のディレクターズカット版と、「ビフォア・ミッドナイト」の二本立て上映をやっていたので観てきました!

ルドルフ・シュタイナー展に行ってきたよ!

外苑前のワタリウム美術館で展開中のルドルフ・シュタイナー展 天使の国へ行ってきました!

アンディ・ウォーホル展に行ってきたよ!

遅ればせながら、もうじき会期終了になるアンディ・ウォーホル展:永遠の15分 | 森美術館へ行ってまいりました。

一瞬の中の真実の愛/宮沢賢治「シグナルとシグナレス」

最高の恋愛小説とは何か? と聞かれると多くの人が思い描くのは何なのでしょうか。

二次創作の醍醐味/「さよならソルシエ」感想

※ネタバレあります ちょっと今更感がありますが。「このマンガがすごい!2014」オンナ編1位の話題作についてのレビュー。作者は「式の前日」で華々しいデビューを飾った穂積さんです。あらすじ(Amazonから引用) 画家と画商…ふたりの“ゴッホ”の伝記浪漫 19…

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